ロバのモザイク

玉川教室のOさんの作品。
ヨルダンacropolis教会モザイク(AD 719〜20)からとったモチーフです。
300x550mmの横長のテーブルになる予定です。

世界遺産ぺトラの遺跡の中でひときわ目をみはるのは、岩山のなかに作られた建造物はもちろんのこと、それらの岩肌の美しさでした。水の侵食によって削られた岩肌はその含有物によって自然の芸術としか言い様がない様々な色に変化し私達を魅了してくれます。赤は酸化鉄、緑は銅、黄は硫黄、薄青〜白は石灰、黒はマグネシウムなどを含み自然のつくり出した岩肌をいくらみても飽きることがないぐらい。遺跡の中では それらの石を砕いて砂状にして ガラス瓶のなかに砂絵を作りお土産ものとして売っているところがあります。ぺトラに限らずヨルダンを旅しているとよくこの砂絵のボトルを見るのですが人工的に着色した砂を使っているところも多く、本物のぺトラの遺跡の砂を使っている店はいまではここだけになってしまったそう。(記念に小さなボトルを買って帰りました!あまり乱暴に扱うと中に描かれている小さなラクダの足が太くなってしまうというので、そっとタオルに包んで持ち帰りました!)

北側の側廊部分の床モザイクで印象的だったのは 動物達が葡萄の蔦模様のなかに雌雄が左右対象に描かれていたこと。これは ダチョウとダチョウの卵です。ちょうどアンマンからぺトラに向かう道すがらの車窓から、本物のダチョウを飼育している小屋をみてきたのですぐにそれとわかりました。ダチョウもダチョウの卵も当時から貴重なタンパク源だったにちがいありません!

北側の側廊部分の床モザイクの中で 最も印象的だったのは、貢ぎ物をもった白人と黒人の人物が 宝物(宝石?)がおさめられていると思われる箱の前に向き合う姿。右側の白人の人物の衣装は水玉模様のタイツ?がなかなかオシャレで顔の部分が壊れて見れないのが残念でした。左側の黒人の人物は壷のような物を抱えているが全体保存状態も良く顔の表情や髪の毛のクルクルした感じなどとてもリアルに(可愛らしく!)描かれていて思わず見ていても微笑んでしまうような愛嬌たっぷりなモザイクでした。
世界遺産 ペトラの中にある ビザンチン教会の中で素晴らしいモザイクに出会うことができた。
この教会は ナバティア人の王国の首都であったぺトラの遺跡の上に紀元450〜500年に建てられた。はじめは後陣部分とエントランスのポーチ部分、南側の側廊部分のモザイク(四季をテーマにしたモザイク)がこの時期に作られた。写真の部分は 北側の側廊部分のモザイクで、この部分は紀元500〜550年にこの教会が増築されたときに、アトリウムや南側の側廊の東の端の部分のモザイクとともに制作されたとされている。

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